釣り雑記帳に戻る３度目の正直
１９８８，７，１７
南安曇郡安曇村の前川にイワナを釣りに行ったときのことです。小型は釣れるが、大物が来ないなと思いながら、上流へ向かいました。普段なら狙わないだろう、流れの速い、浅い瀬にえさを入れました。なぜあのとき、そんな所を狙ったのだろう。今から思うと、とても不思議な気がします。
とにかく、えさを入れて、しばらく流していると、ガツンというアタリがきました。浅いので、その瞬間、ピーンと張った背鰭が見え、魚体も見えました。大物です。向こうアワセでかかったので、引き寄せる途中で、ハリがはずれてしまいました。悔しい！ハリを新しくし、はずれたところへ、再び入れました。するとまた、ガツンというアタリ。今度は、アワセを入れたつもりだったのに、かなり手前まで寄せてから、痛恨のハリはずれ。超悔しい！！あれだけ暴れさせたので、今度はだめだろうと思いました。
それでも、もしかしたらと、ハリをワンランク大きくし、もう一度落とした所へ、えさを入れました。しかし、やっぱりアタリは、きませんでした。気を取り直して、少し下流へえさを入れました。すると、来たのです。今度は、アワセを強く入れました。それが功を奏したのか、しっかりかかったようです。浅瀬なので、引きが強く、よく走りました。暴れて竹の魚籠のふたを飛ばしてしまう程のサイズです。その後淵で、これまた大物のアマゴをゲットしました。
家で測ると、イワナが３６．６ｃｍ、アマゴが３３．６ｃｍでした。心臓が高鳴った良き思い出です。