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１９９６，８，１
早朝から、キスをねらって投げていたときのことだ。１０数尾釣ったころだろうか、あがってきたキスに、歯形がついてきた。もしやヒラメかコチがいるのでは・・・？と思いながら投げた。キスの気持ちよいアタリがきた。少し巻いて２尾目のアタリを待っていると、ガツンというアタリが来た。巻き上げると１７，８ｃｍのキスが半分くらいになってあがってきた。お・お・おそろしや！フィッシュイーターがいる！！
次からは、どうなるだろうか？！また、キスのアタリが来た。今度は、軽く合わせてから、ゆっくり巻いてくる作戦をとった。動いている獲物には、いっきに飛びかかってくるかも・・・と思ったからだ。なんとその作戦がぴたり的中。（こんなふうに、ぴたりと当たることは、めったにない。）途中でガツン、ガツンと来た。そのままゆっくりと巻き続けると、確かに途中でグーンと引く。何かがハリにのっている！更にスピードをアップする。
ヒラメだ！水中にカレイ、いやいやヒラメの姿が見えた。キスの姿は見えないので、しっかり飲み込んでいるとは思ったが、いっきに抜き上げた方がいいなということで、ごぼう抜きした。
３６ｃｍのヒラメだった。ハリを外そうと、ラインを引っ張ると、スポッとヒラメの口から１７ｃｍのキスが飛び出した。キス釣りでかかったキスにヒラメが飛びついたのは、これが初めての経験だったので、かなり興奮した。
いろんなことがあるものです。
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