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１９９６年７月６日
昼過ぎ、釣り場に到着。波が高く、磯を洗う状態で、サラシも大きく出ている。黒鯛釣りには、もってこいの好条件。まず、ぶっ込みで、黒鯛か真鯛を狙うため、仕掛けを準備。悪くてもキスが狙えるようにイワムシをつけ、潮通しのよい、根回りに投入。一方、サラシが大きく出ているので、ウキ釣りでも黒鯛が狙える。仕掛けをセットし戦闘開始。
ウキ釣りに、いつもより小さめのメジナが、竿を曲げる。・・・
午後４時、置き竿にしておいた、ぶっ込み竿がガタガタと動き出し倒れた。ウキの竿を置き、ぶっ込みの竿を手に取り、合わせる。結構引きがよい。投げ竿が大きく曲がっている。快感だ。・・・これは、３２ｃｍの抱卵クロダイ。上げ潮７分だった。
ウキ釣りもそろそろ来そうな雰囲気になった午後８時。サラシの切れ目をゆっくり潮に乗っていた、電気ウキがスーと落ちていった。根掛かりか？いや、しばらくして、かなり重いそれが、ゆっくりと動き出した。来た！！本命だ。この重量感が黒鯛釣りの醍醐味だ。その重々しい引きが凄く、なかなか浮いて来ない。５分くらいかかって、やっとタモに収まったのは、４２ｃｍ・１．１４ｋｇの抱卵黒鯛だった。
２釣法で本命黒鯛をゲットしたのは、あまり記憶にない。
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