1997年8月18日
この日は、いろんなことがありました。
ぶっ込みで、黒鯛や真鯛をねらいに、ホームグランドの筒石へ行った日です。良型のキジハタやキスが置き竿に来ましたが、ほどよい数になった頃、キスが頭だけになってあがってきました。頭から推測するに、23cm級のシロギスです。ヒラメかマゴチだろうと想像できました。これは、意外な高級魚が来るかも・・・と期待していたところ、港から漁船が4隻やって来たかと思うと、人の投げている所で巻き網漁を始めたではありませんか。これには参りました。さすがに全く釣りになりません。暗くなるまで待つしかないと一時休戦。
すっかり暗くなり、再開することにしましたが、やはりアタリは全くなくなりました。これは、だめだと帰り支度をして、内海を見ると、2つのオレンジ色に光るものが、あちこちに見えるではありませんか。よく見ると、それらの光は動いているのです。荷物を置いて、ヘッドランプで照らして見ると、正体はワタリガニであることがわかりました。
結構すばしっこくて手こずりましたが、玉網でワタリガニ採りを始めました。夢中になってやっていると、なかなか楽しいのでつい時間を忘れてしまうほどでした。甲幅7cm位のワタリガニを11杯採りました。
本当に釣りって、何があるかわからないものです。